取得学位・資格
博士(経済学)
ResearchGate/LinkedInアカウント
https://researchmap.jp/miwakana
経歴
- 2009年 神戸大学大学院国際協力研究科博士課程後期課程修了
- 2009-2010年 大阪商業大学JGSS研究センター ポスドク研究員
- 2010-2013年 釧路公立大学経済学部 専任講師
- 2013-2022年 釧路公立大学経済学部 准教授
- 2022-2023年 長崎大学経済学部/経済学研究科 准教授
- 2023年- 長崎大学経済学部/経済学研究科 教授
教育活動
- 2010-2022年 経済発展論、国際開発経済論、データ分析
- 2022年- 開発経済学、国際開発論
研究活動
専門は開発経済学で、カンボジアを主な研究対象として、(1)カンボジアにおける縫製業の発展が家計厚生や人的資本(健康・教育、教育)与える影響に関する研究、(2)子どもの健康・栄養と教育の決定要因に関する研究、(3)小口健康保険(マイクロインシュランス)の決定因およびその普及に向けた研究、(4)インフォーマルなリスク・シェアリングと社会関係資本に関する研究、を中心としています。加えて、「子どもの多次元貧困(multidimensional child poverty)」に関する研究も進めています。
現在の主な研究活動地域
- カンボジア
最近の5つの出版物
- Kana Miwa (2024) “Maternal Labor Force Participation and Multidimensional Child Poverty in Least-Developed Countries in Southeast Asia,” Japanese Journal of Agricultural Economics, No.26, pp.48-53.
- 福井清一・三輪加奈・高篠仁奈 (2023)『開発経済を学ぶ 改訂版』創成社. (Seiichi Fukui, Kana Miwa, and Nina Takashino, 2023, Development Economics, 2nd ed. (Textbook), Souseisha)
- Kana Miwa (2022) “Working in the Garment Industry and Child Education and Work in Cambodia,” Journal of Rural Problems, 58(2), pp.82-89.https://doi.org/10.7310/arfe.58.82.
- 三輪加奈 (2021)「近隣での縫製工場の稼働が家計厚生にもたらす影響―カンボジア農村を事例として―」, 『農林業問題研究』第57巻第2号, pp.53-60. (Kana Miwa, 2021, “Effects of Garment Factories on Household Welfare: A Case Study in Rural Cambodia,” Journal of Rural Problems, 57(2), pp.53-60. in Japanese) https://doi.org/10.7310/arfe.57.53.
- Hiroki Wakamatsu, Seiichi Fukui, and Kana Miwa (2019), “Heterogenous Preference for Micro Health Insurance Attributes in Rural Cambodia: Latent Class Analysis,” Economics Bulletin, 39(4), pp.2963-2975.
メッセージ
開発途上国における貧困問題と社会経済状況の変化や環境変化などとの関係、またそれに対処しうるインフォーマルな仕組みなどに関心を持って研究をしています。家計・個人レベルのミクロデータを用いた計量経済学的な分析が中心ですが、フィールドワークを大切にしています。家計調査などを通じて現地の人びと話しをすることで、データ(数値)だけでは見えてこない実情を知り、より深い考察につなげることができると考えています。一緒に現地に行けることを楽しみにしています!